瀬戸焼のお茶碗
常備菜の牛のしぐれ煮を牛丼にしてみた(調理時間:5分)。
この瀬戸焼のお茶碗、このとおりかわいいうえ丈夫でお気に入りなのです。
夫を静岡県にあるわたしの実家に紹介する際、ついでに名古屋を観光しようということになった時のものです。
名古屋に着いた晩はひつまぶしを食べたり、夫が指定したホテルの夜景の見えるお風呂に浸かったりとご機嫌だった夫ですが、翌朝は革靴が痛いと言い、一触即発といった雰囲気。
追加料金を払って朝食をルームサービスにしてあげたのですが、ホテルをチェックアウトしてもろくに動いてくれません。
仕方がないので間に合わせのスニーカーを買おうと店に行くと、
「気に入ったものがない。これだからファッションセンスがないやつは。そんな靴で歩くなんてみっともない」
とデパートの床に座り込んで、わたしの靴を馬鹿にする始末。
タクシーまで使って3店舗くらい回ったところで、
(なぜ名古屋まで来てABCマートをはしごしなきゃいけないのかな?)
と馬鹿らしくなり、旅費を渡して、わたしだけ観光へ。
名古屋駅で落ち合った夫は、旅費の数万円をぐしゃぐしゃに丸めて投げつけてきました。
(彼は抗議として、他人の紙幣を破いたり、ぐしゃぐしゃにしたりするようですが、うーん…)
当時は夫が不機嫌になる理由が分からなかったのですが…。
当時、夫は無職で実家暮らし、家事もしていなかったので、日がな一日寝転がってわたしにねだったiPadでツイッターをしているような生活だったと推測されます。
実家に行くために出発日も含め3日にわたって早起きと移動を強いられたのが嫌だったんでしょう。
あとはいつもの肥満in窮屈な服問題ですね。
夫は身長155cm程度とかなり小柄ですが、かなり肥満しており、服のサイズでいうとLサイズのはずです。
ただ、自分は「大きめなMサイズ」と言い張り、Lサイズを着たがりません。
(プレゼントした服もサイズが違うので当然ながら着られない。
ワンサイズなら不機嫌にならずに着てくれるのですが、男性のワンサイズは身長155cmではなく、身長170cmくらいを想定しているのではないだろうか…)
挨拶のためにシャツにネクタイをしてきてくれたことには感謝していますが、よく入ったなと感心するくらいぱっつんぱっつんで、電車の中で脂汗をかきはじめました。
(見かねた若い女性に席を譲ってもらったのですが、お礼も言わずに座ってひきました…。
しかも田舎は電車の民度が低いとか文句言ってた…)
普段着のTシャツも肉を押し込んだ布といった感じでかなり動きづらそうでした。
下半身もスキニー状態。
30過ぎにして脂肪肝と診断されていますし、糖尿病家系でもあるので、健康維持のために運動をすすめたのですが、彼は20分くらい歩くことを「運動」と呼んでいて、「運動」のあとは疲れてごろごろし、油物をもりもり食べてまた太るという…。
話がそれてしまいました。
そんな散々な名古屋旅行でしたが、わたしは前々から楽しみにしており、かなり予習をしていました。
しかし、ガイドブックに載っていたお茶碗を買いに行く時間がなかったので東京に取り寄せました。
それが冒頭のお茶碗です。
ちなみに自由時間は一社というところにあるコーヒー店でコーヒーとエクレアを堪能しました。
素敵なお店でした。
今度は楽しく過ごせる相手と行きたいですね。